国民栄誉賞は誰が決める?受賞者の賞金と副賞商品もまとめてみた

先日、羽生善治さんと井山裕太さんに授与されることが正式に決定したことで話題になっている国民栄誉賞。

過去の受賞者は素晴らしい功績を残した方ばかりで、名誉のある賞として認知されています。

そんな国民栄誉賞、誰がどんな基準で選考されているのか気になる方も多いのではないでしょうか?

また、受賞者に贈られる副賞がどのようなもので、どんな理由で選定されているのかも気になるかと思います。

そこで今回は、国民栄誉賞の選考者と賞金や副賞について調べてみました。

国民栄誉賞は誰がどんな基準で決めているの?

国民栄誉賞の最終決定権はそのときの内閣総理大臣にあります。

しかし、決定に際しては候補者について民間有識者の意見にも耳を傾けるように定められています。

つまり、この制度により総理大臣の独断での受賞となることがなくなります。

選考基準について内閣府ではこのように定めています。

広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったもの

出展:内閣府ホームページ

基準に明確な数字などが無いため、曖昧な印象を受けますね。

過去の受賞者を見ると、前例のない記録や功績を収めたことも選考で大きい要素になっているように思えます。

やはり、選考は総理大臣の裁量ということになっているようです。

受賞者の賞金はいくら?

国民栄誉賞 賞金
受賞者には賞金か記念品が贈られますが、実は過去に賞金を贈られた受賞者はいません

賞金ではなく記念品が毎度選ばれている理由については言及されてはいません。

制度としては賞金を贈ることもできますが、授与しているのは栄誉でありお金では無いという考えがあるのかもしれませんね。

過去の受賞者がもらった副賞と商品の選定理由

国民栄誉賞 副賞商品
受賞者はどのような記念品をもらっているのでしょうか。

いままでの受賞者の例を見ていきましょう。

伊調馨

平成28年に受賞した伊調馨さんは、京都・西陣産の金糸の本袋帯を贈られています。

本人は受賞に当たって、「日本人女性として、お着物など和装の文化を伝えたい気持ちが出てきた」というコメントを残しています。

記念品の選定は、このコメントを汲んでのことだったのかもしれません。

長嶋茂雄・松井秀喜

平成25年5月には長嶋茂雄さんと松井秀喜さんが2人同時に受賞しました。

記念品には、金メッキ仕上げを施した純銀製のバットが贈られ、それぞれ「3 長嶋茂雄」「55 松井秀喜」と刻印されていました。

両氏は記念品にバットを希望していたため、この希望に応えるような形となりました。

納谷幸喜(元横綱・大鵬)

平成25年2月に元横綱の大鵬で知られる納谷幸喜さんが受賞しました。

納谷さんは1月にこの世を去ってしまったので、他界後の受賞となりました。

このときは、8個のダイヤモンドをあしらった掛け時計が贈られました。

これは元横綱・大鵬が全勝優勝を8回成し遂げたことにちなんで作られました。

吉田沙保里

平成24年には吉田沙保里さんが受賞し、金色の真珠のネックレスが贈られました。

これは受賞が正式決定したときに本人から希望があり、記念品として製作されました。

世界選手権、五輪を合わせて13連覇したことにちなんで直径13ミリで作られたそうです。

なでしこジャパン

平成23年には、なでしこジャパンが国民栄誉賞では初めての団体での受賞となりました。

記念品は、1本1本に名前が刻印された広島・熊野町の伝統工芸品である熊野の化粧筆でした。

これは化粧筆として世界一の品質と言われています。

当時、枝野官房長官は記念品選定の理由として、「世界一に輝いたチームにふさわしいものとして、世界に誇れる日本の伝統工芸品の中から選んだ」とコメントしています。

このように様々なものが記念品として選定されていますが、本人からの希望がある場合はそれに応じるようになっているようです。

ちなみに、記念品の額は約100万円相当だと言われています。

なでしこジャパンのように団体での受賞では、一人当たり100万円ではなく、団体として100万円相当の記念品を贈るようになっているようですね。

まとめ

・そのときの内閣総理大臣に決定権があり、選考基準は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったもの」

・表彰で賞金を贈呈されたことがない

・本人の希望に沿った約100万円相当の記念品が贈られる

いかがでしたでしょうか。

国民栄誉賞は民間有識者の意見も取り入れながら、内閣総理大臣によって決定していること、また、記念品は本人の希望に沿って、贈られていることもわかりました。

今回受賞が決まった羽生善治さんは将棋界で永世七冠の資格保持を達成し、井山裕太さんは囲碁界で2度の七冠独占を果たしました。

両氏とも、過去に前例のない大記録を達成し、社会の大きな注目を浴びたことで、受賞も納得できますね。

現在、あらゆる分野で国民栄誉賞を受賞する可能性のある方がたくさんいます。

次は誰が受賞するのか目が離せませんね!

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